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研究テーマ

2016年度

学位論文(博士後期課程)

市原 裕紀
『Evaluation of the subtraction method utilizing posterior view for improving visibility of the sentinel lymph nodes for lymphoscintigraphy in breast cancer』

  • 乳がんにおけるリンパ節シンチグラフィにおいて,注射部位から発せられる散乱線が近傍のセンチネルリンパ節を覆い隠し,視認性を悪化させる問題が生じている。本研究では散乱線の排除・視認性の向上を目的に,後面像を利用した減算法を新たに開発し,その有効性を検証した。

Ann Nucl Med 2016: 30(4): 298-308.

学位論文(博士前期課程)

安藤 猛晴
『多焦点コリメータを用いた99mTc心筋血流イメージングにおける有効視野内の特性』

  • IQ-SPECTシステムと従来法において,独自に考案したファントムおよび心筋ファントムを用い,多焦点コリメータによる99mTc心筋血流イメージングにおける有効視野内の特性を明らかにした。

 

伊東 利宗
『核医学手法による非線形拡散処理法を用いたノイズ低減の適応化』

  • 非線形拡散処理法(Nonlinear Diffusion; NLD)の核医学領域への応用のため,心筋交感神経イメージング製剤である123I-MIBGを想定したplanarおよびSPECTによる基礎検討よりSPECT収集に適応するための至適条件を定義し,短時間収集を含めた有用性を明らかにした。

 

斎藤 真樹
『ドーパミントランスポーターイメージングにおけるChang法減弱補正の適応手法の構築』

  • 123I-ioflupaneは線条体へ特異的に集積し,SPECT検査によりパーキンソン症候群やレビー小体型認知症の鑑別に有用とされている。減弱補正で一般的に用いられてきたChang法は減弱補正マップの作成が困難であり不適とされているが,SPECT画像再構成前にプロジェクションデータを加工することでChang法減弱補正の適応とその有用性の検討を行った。

 

橋本 良亮
『心電図同期心筋SPECT用3次元心臓動態ファントムの精度と評価』

  • 新たに心筋および心室容積の可変型心臓ファントムを開発したが,その詳細な精度検証について未だ報告されていない。本研究では,新しく開発した3次元心臓動態ファントムのGated SPECTにより算出された最大拡張末期容積(EDV),最大収縮末期容積(ESV)および左室駆出率(LVEF)などの各心機能指標値の評価を行い,その実用性を検証した。

 

卒業論文

菅野 貴之
『小動物用SPECT-PET/CT装置における最適画像再構成条件の検討』

  • 金沢大学アイソトープ総合研究施設の小動物用SPECT-PET/CT装置には,従来のSPECT専用のコリメータに加え,SPECTとPETの同時収集を可能としたコリメータが装備されている。今回,小動物用SPECT-PET/CT装置の性能評価に加え,各コリメータでの最適な画像再構成条件の決定を行った。

 

瀬川 恵子
『新規導入SPECT/CT装置による心筋SPECT検査に向けた至適収集・画像処理条件の決定-EMITファントムによる評価-』

  • 本学附属病院に新しくSPECT/CT装置が導入されたが,心筋SPECT検査を行う上で必要な至適収集・画像処理条件はまだ検討されていない。今回,心筋SPECT画像精度管理を目的としたEMITファントムを用い,本装置の至適条件を検討した。

 

兼綱 彩花
『心電図同期心筋SPECTを用いた三次元心臓動態ファントムによる心機能評価』

  • 心機能評価用ファントムとして,心筋壁の材質に天然ゴムを用い,心外膜と心内膜がともに伸縮する三次元心臓動態ファントムを開発したが,その実用性については十分に検証されていない。今回,本ファントムの心電図同期心筋SPECTより算出される心機能指標と心拍数,R-R分割数および画像再構成法の関係性を検討した。

 

多々見 鈴果
99mTc心電図同期心筋血流SPECTにおける位相解析用ノーマルデータベースの構築とその影響因子』

  • 位相解析指標において,診断の際に正常と異常のボーダーラインの目安となるノーマルデータベース(NDB)は,これまでに国内外の多施設共同研究によって検討されてきた。しかし,施設間で装置,収集処理条件およびプロトコールによってその実測値と傾向が異なるため,本研究では99mTc心電図同期心筋血流SPECTによる,自施設の位相解析用NDBの構築およびNDBの各指標値とその影響因子について検討した。

 

2015年度

学位論文(博士前期課程)

奥田 恭平
『脳血流SPECT動態解析による局所脳血流量の非侵襲的推定法の確立』

  • QSPECT/dual-table autoradiography(DTARG)法において, 1点動脈採血による血中放射能カウント(BC10)を実測し入力関数が決定されているが,侵襲的な方法である。今回,新たに非侵襲的な推定法を提案し,その妥当性を検証した。

 

多湖 博史
『パトラックプロット法における平均脳血流量推定のための半自動測定法の開発と臨床例による検証』

  • 99mTc-ECDを用いたパトラックプロット法は解析の上で手動操作が多く,術者により結果にバラつきが生じている。本研究は新たに手動操作を半自動化させるソフトを開発し,従来法との比較,検証を行い,半自動ソフトの優位性を示した。

 

坂野 由佳
『多焦点コリメータを用いた99mTc心筋血流イメージングにおける最適収集処理条件およびその有用性の検討』

  • IQ SPECTシステムにおいて,各種補正を考慮した最適収集処理条件の決定や心臓の位置ずれによる画質評価に関する報告は少ない。本研究では擬人ファントムを用いて各種補正を考慮した最適収集処理条件を決定し,従来法と比較・検討を行った。また,心臓の位置ずれによる画像評価の検討を行い,IQ SPECTシステムの有用性を示した。

卒業論文

浅井 泰貴
201TlCl心電図同期心筋血流SPECTを用いた位相解析への影響因子』

  • 心電図同期心筋血流SPECTによる位相解析おいて,ヒストグラムにバラつきが生じ,左室同期不全の評価に影響を与えている。本研究ではその影響因子を特定し,その関連性についての検討を行った。

 

大森 剛
『多焦点コリメータを用いた201TlCl心筋SPECTにおける複数光子放出核種の収集法の検討』

  • 201TlClは70keVと167keVの光子エネルギーを持つ核種で,70keVのみで収集する手法と,167keVも含めた2ピークを用いる手法がある。本研究ではIQ SPECTシステムでの収集法の違いによる画質,および減弱・散乱線補正効果について検討した。

 

黒川 聖悟
『多焦点コリメータを用いたsmall heart例の左室容積の検討-画像再構成条件の至適化と各解析ソフトウェアの比較-』

  • 多焦点コリメータを用いたsmall heart (小心臓)例の画像再構成条件が左室容積に及ぼす影響,および各解析ソフトウェア(QGS,cardioREPO)の特徴をsmall heartを模擬したファントムを用いて比較・検討を行った。

 

福田 美月
99mTc心筋SPECTにおける肝臓からの散乱線が心筋局所カウントに及ぼす影響-コリメータ間での比較-』

  • 肝臓からの散乱線が心筋局所カウントに及ぼす影響およびその散乱補正効果について,99mTcを用いて多焦点コリメータと高分解能平行多孔コリメータのコリメータ間で比較・検討した。

 

堀越 冴稀
『Small heart例における心筋SPECT収集および画像処理の違いが心室容積に及ぼす影響』

  • Small heart(小心臓)を対象とする心筋SPECT検査では,最大収縮末期容積が過小評価され,左室駆出率が過大評価されることが報告されている。今回small heartを模した心筋ファントムを作成し,SPECT収集および画像処理条件を変化させ,容積の過小評価の改善について検討した。

2014年度

学位論文(博士後期課程)

須田 匡也
『The reproducibility of time-of-flight PET and conventional PET for the quantification of myocardial blood flow and coronary flow reserve with 13N-ammonia』

  • 非侵襲的な心筋血流 (MBF)や冠血流予備能 (CFR)測定が13Nアンモニア心筋PETにより得る事ができる。一方,腫瘍PETにおいてtime-of-flight(TOF) TOFが使用されているが,心筋PETにおいてはTOF情報を利用した報告はない。本研究ではファントム実験によりMBFとCFRの解析に影響する部分容積効果とノイズ特性を,臨床例ではMBFとCFR の解析値の再現性をTOF PETと従来型PETで評価した。

J Nucl Cardiol.2014;DOI:10.1007/s12350-015-0074-y

 

山下 匠造
『Feasibility of deep-inspiration breath-hold PET/CT with short-time acquisition: detectability for pulmonary lesions compared with respiratory-gated PET/CT』

  • 18F-fluorodeoxyglucose(FDG)を使用したPET/CT検査は腫瘍の質的,定量的診断等の目的で幅広く普及している。CT画像とPET画像との間で位置ずれの軽減法として呼吸同期収集法(RG法)や短時間深吸気息止め収集法(DIBH法)がある。本研究では撮像時間の異なる各々の撮像法の最適画像再構成条件をファントム実験より求め,それらを使用し臨床例にて両撮像法の肺野病変に対する検出能を比較した。

Ann Nucl Med.2014;28(1):1-10.

学位論文(博士前期課程)

北 章延
『アンダーシュートアーチファクト除去のための簡便な処理手法の開発-シミュレーションデータによる評価-』

  • 画像の四則演算程度の簡便な処理のみで完結する手法を構築し,デジタルファントムを用いてその処理手法の画質評価,およびアンダーシュートアーチファクト抑制効果を評価し,さらに臨床的有用性を検証した。

 

小西 貴広
『新しい多焦点コリメータを用いた201TlCl心筋SPECTの特徴と減弱・散乱線補正効果』

  • 近年,心筋血流SPECTの高速化を目的としたIQ-SPECTシステム(以下,IQS)が開発された。本研究では201TlCl製剤を用い,臨床例においてIQSシステムの最適な画像再構成条件を決定し,心筋の集積や各種補正効果を従来法と比較,検証した。

 

舩山 理沙
『多焦点コリメータを用いた201TlCl心筋SPECTにおける最適収集処理条件と各種補正効果』

  • IQ・SPECTに関する報告の多くは99mTc製剤による心筋SPECT画像を対象としており,201TlClを用いたIQ・SPECTの収集および画像処理条件に関する検討は十分とはいえない。本研究の目的は,多焦点コリメータを用いた201TlCl心筋SPECTにおける最適画像処理条件,最適収集時間および各種補正効果を明らかにするとともに,その有用性を検証した。

卒業論文

佐川 光
『標準化を目的とした心筋ファントムによるCZT半導体検出器の評価』

  • 近年,CZT(CdZnTe:テルル化亜鉛カドミウム)半導体検出器を用いた心筋用SPECT装置が登場した。今回,EMITファントムを用い,201TlClによるCZT半導体検出器の収集時間による画像の違いと減弱補正効果について画質および欠損描出能の比較,検討を行った。

 

上原 由理亜
99mTcを用いたIQ・SPECTシステムの画像評価-処理条件の至適化と各種補正効果-』

  • IQ・SPECTシステムは多焦点コリメータを搭載し,心臓領域の高感度撮像を可能とする。画像再構成は,ガントリの偏角,コリメータの穴の角度およびシステムの点応答関数を含めて計算するOSCGM法が開発された。今回,99mTcを用いたIQ・SPECTシステムにおける至適処理条件,画質および各種補正効果を検討した。

 

植松 愛奈
99mTcを用いたIQ・SPECTシステムの至適収集時間および各種補正効果の違いによる画像評価』

  • IQ・SPECTシステムのSMARTZOOMコリメータ(以下SZC)は,従来法の約4倍のカウントを持つため,短時間収集,低投与量の心筋SPECT検査が可能となった。しかし,至適収集時間(収集カウント)がどの程度かの検討はなされていない。今回,収集時間および補正条件を変化させ比較,検討した。

 

春名 孝泰
99mTc心筋ファントムを用いた収集軌道による画像評価と各種補正効果-SMARTZOOMおよびLEHRコリメータの比較-』

  • 短時間収集を可能とするIQ・SPECTシステムにはSMART ZOOM コリメータ(以下,SZC)が用いられている。本研究では,SZCおよび低エネルギー高分解能コリメータの収集軌道の違いによる画質およびその各種補正効果の影響を比較した。

 

川村 直也
『心筋および心室容積可変型心筋動態ファントムの開発』

  • 心電図同期SPECT(以下,Gated SPECT)において,心機能指標の精度を評価,検証できる心筋ファントムはほとんどない。本研究では心筋および左室容積を可変できる心筋動態ファントムを構築し,その構成と特徴,およびGated SPECTで算出した各種心機能指標の精度を検討した。

2013年度

学位論文(博士後期課程)

山本 奏司
『Evaluation of the difference correction effect of the gamma camera systems used by easy Z-score Imaging System(eZIS) analysis 』

  • eZIS解析と呼ばれるSPM解析のアルゴリズムに独自の装置間補正法を組み込んだユーザーインターフェイスソフトが開発された。本研究では,eZIS解析における装置間補正の効果と精度について従来型のHoffmanファントムに加え,様々なファントムを使用し検証を行った。また,臨床使用に最も適した補正データを求めるため,臨床データから独自に考案した補正データについても検討した。

Ann Nucl Med 2014; 28(3): 263-275.

学位論文(博士前期課程)

花岡 慎介
『PET/CT装置におけるTOF補正とPSF補正効果の検討-画像および定量値に及ぼす影響-』

  • TOF補正のコールドコントラストに対する補正効果や定量値に対する影響の詳細な報告は少ない。そこで,ファントムを用いてPET画像補正に対する物理的特性の分析を行い,ホットおよびコールドコントラストに対して各種補正が画像および定量値に及ぼす影響を検討した。また,臨床例においてもその効果を評価した。

 

澁谷 孝行
『心筋SPECTの処理条件最適化を支援するフローチャートの構築-収集カウントの違いによる検討-』

  • 収集カウントごとの最適なパラメータに関する詳細な検討はなされていない。そこで今回,FBP法やOSEM法,空間分解能を組み込んだOSEM法を用いた心筋血流SPECTにおいて,収集カウントの違いを考慮したButterworthフィルタの最適遮断周波数決定のためのフローチャートの構築を行った。

 

坪井 孝達
『心筋SPECTにおけるトランスケーションエラーが心筋画像および定量値に及ぼす影響:ファントムによる評価』

  • 心筋SPECTにおいて,体格の大きい被写体の場合,被写体の一部に欠損が生じる可能性があり,この欠損が及ぼすトランスケーションエラーの影響についての詳細な検討はなされていない。そこで本研究では,心筋SPECTにおけるトランスケーションエラーを引き起こす発生因子,および発生した心筋部の画質および定量値への影響を検討した。

 

渡邊 洋一
『心筋SPECTの病変検出能評価用ファントムの新たな展開-心筋欠損部可変型ファントムの構築-』

  • 可逆性障害心筋内に壊死心筋が混在している心筋状態を想定し,心筋欠損部の単位容積あたりの放射能濃度を自由に変化できる欠損部可変型ファントムを構築した。このファントムを用い,SPECT画像の測定精度,SPECT収集,画像再構成条件および散乱線・減弱補正法が欠損部評価に及ぼす影響を評価し,本ファントムの有用性を検討した。

 

中西 宗一郎
『心筋ファントムを用いた複数エネルギー放出核種によるSPECTの収集法および各種補正効果の検討』

  • 201TlCl心筋SPECTにおけるX線CTによる減弱補正の理論を構築し,またそれに伴うSPECTにおける各収集法(70keVのみ,70keV+167keV収集時加算,70keV+167keV再構成後加算)および各種補正効果(減弱,散乱および分コリメータ開口補正)を人体の減弱を考慮した心筋ファントムで検討を行いその特性を明らかにした。特に収集時加算法においてを全ての補正を加えることで画質が改善し欠損描出能が良好になると考えられた。

卒業論文

光家 千恵美
『IQ SPECTシステムの空間分解能および歪みの検討-LEHRとの比較-』

  • IQ SPECTシステムの多焦点ファンビームコリメータ(SMART ZOOMコリメータ)は位置依存性が高い。本研究では,201TlClを用いSWEET SPOT内での位置における空間分解能の違いによる画像歪みを高分解能平行多孔コリメータ(LEHR)と比較,検討した。

 

竹内 理紗
201TlClを用いたIQ SPECTシステムの画像評価-処理条件の最適化と各種補正効果の特徴-』

  • IQ SPECTシステムの専用画像再構成法の3D-OSCGM法が開発されている。今回,201TlClを用いたIQ SPECTシステムにおける最適処理条件および各種補正効果の特徴を比較,検討した。

 

高畑 春香
201TlClを用いたIQ SPECTシステムの収集時間および各種補正効果の違いによる画像評価』

  • IQ SPECTシステムのSMART ZOOMコリメータを用いた最適収集時間の検討はなされていない。そこで今回,本システムの収集時間および補正条件を変化させ比較,検討した。

 

村 美咲
『Tl-201心筋ファントムを用いた収集軌道の違いによる画像評価と各種補正効果-SMART ZOOMおよびLEHRコリメータの比較-』

  • SMART ZOOMコリメータ(L型208度)およびLEHRの収集軌道(対向型360度,対向型180度,L型180度)の違いによる画質およびその各種補正効果を明らかにした。

2012年度

学位論文(博士後期課程)

菊池 明泰
『Automated segmentation of the skeleton in whole-body bone scans:influence of defference in atlas』

  • シンチグラフィの診断の補助するためのコンピュータ診断支援(computer-aided diagnosis;CAD)ソフトウェアが開発された。開発当初,欧米人の骨格アトラスを用いており,日本人への使用では体格の違いがセグメンテーション処理の精度に影響を及ぼす可能性が示唆されていた。本研究では新たに日本人の骨格アトラスを構築し,両者の違いがセグメンテーション処理の精度にどのような影響を及ぼすのかを検討した。

Nucl Med Commun 2012; 33(9): 947-953.

学位論文(博士前期課程)

鷺池 真吾
『Technetium-99m dimereap to succinic acidにおけるSPECTによる腎容積算出に関する検討 -バックグラウンド/腎臓比と分解能補正因子の観点から-』

  • 臨床画像を参考に人体を模した種々の腎臓ファントムを構築し,腎臓と周囲のバックグラウンドの比を変化させたファントム実験において,今回新たに考案したB.G比を考慮した最適しきい値による腎容積算出法の確立,さらに小児腎臓の描出能に有用なSPECT用分解能補正法が腎容積算出におよぼす影響を基礎的および臨床的観点から検討した。

 

澤田 通文
『核医学領域における線状強度分布(LSF)による空間分解能評価法の新たな展開』

  • 合成LSF法による解像特性の測定法を核医学領域に応用し,ピクセルサイズ,前処理フィルタおよび角度サンプリング数に関する解像特性を明らかに,さらに最適なSPECT収集条件および画像再構成条件を評価するための新たな手法を提案した。

卒業論文

山本 千代
『Tc-99mによるコントラスト分解能評価用ファントムを用いたSPECTの空間分解能に関する検討』

  • 総合空間分解能の理論値と,line pair(LP)ファントムにより求めた実測値からSPECTの総合空間分解能の定量的,視覚的評価が可能となり,視覚的に分離できる最小の間隔とfull width half maximum(FWHM)の関係を明らかにした。

 

舟林 実可子
『nEMITファントムを用いた201TlClによる複数光子放出核種の収集法および各補正効果の検証』

  • 人体組織の減弱と散乱線を考慮したnEMIT(new evaluation system of myocardial image based on technical grounds)ファントムを用い,収集法の違いおよび減弱補正,散乱性補正およびコリメータ開口補正の効果について検証した。

 

関 真司
『人体類似型心筋ファントムを用いた201TlClによる複数光子放出核種の減弱補正の考え方と各種補正効果の検討』

  • 人体類似心筋ファントムを用い,各収集法と減弱補正法の違いおよびコリメータ開口補正,減弱補正,散乱線補正の各効果について正常心筋と下壁欠損で検証した。

 

上林 智彦
『骨シンチグラフィ全身Planar像を用いた絶対定量に関する検討-理論と臨床応用-』

  • 投与量や撮像開始時間などの検査施行条件に依存せず骨集積を絶対評価するBone Uptake Value法(BUV法)を考案し,処理を自動化した画像解析ツールの構築および臨床例で検討した。

2011年度

学位論文(博士後期課程)

長木 昭男 
『Patient Weight Based Acquisition Protocols to Optimize 18F-FDG PET/CT Image Quality』

  • PETの画質はPET装置のシンチレータや撮像方法,患者の体型や投与量で変化する。常に良好な画質を得るためには, PET装置の特性や患者への投与量と収集時間の関係を評価する必要がある。 本研究では, PETの画質改善と被ばく低減のためにPET装置の特性や患者の体重あたりの投与量と収集時間の関係を明らかにした 。

J Nucl Med Technol 2011; 39(2): 72-77.

学位論文(博士前期課程)

井上 美香
『マンモPET装置を用いた乳がん病巣の検出に関する研究』

  • 乳腺近接撮像型PET装置(マンモPET装置)の性能評価および臨床評価により乳がん病巣の検出に対するその有用性を検討した。

 

市川 肇
『新しいコントラスト分解能評価用ファントムの開発およびSPECT画像の最適化に関する検討 』

  • 任意の間隔の2つのインパルス信号を与え,その応答から得られるcontrast transfer function (CTF) によって コントラスト分解能の物理評価が可能なファントムを開発し,CTF-CNR評価法による総合的な画像評価法を試みた。

永元 啓介
『β- 線放出核種による放射線内用療法における従事者被ばくに関する検討 』

  • 非密封β- 線放出核種を用いた放射線内用療法の臨床使用が増加している。β- 線は線源に近い皮膚の局所的な被ばくが問題となってくる。しかし,β- 線用ガラスリングのエネルギー範囲は1.5MeVから3.0MeVであり放射線内用療法で使用する核種の最大エネルギーは89Srでは1.49MeV,90Yでは2.3MeVである。そこで,モンテカルロシミュレーションを用いてβ-線及び制動放射線等の低エネルギー放射線の影響を明確にした。  

卒業論文

田沼 靖貴
『減弱・散乱線の影響を考慮した心筋ファントムの構築-線減弱係数の評価-』

  • 人体組織の減弱を考慮した物質を封入した新たなEMITファントム(以下,nEMITファントム)を開発し,本ファントムの構造理解と各物質の線減弱係数値(μ値)を評価した。骨部のμ値は管電圧によって変化するため,減弱補正を行う場合,管電圧を一定にすることが望ましいと考えられた。

 

今井 太一
『心筋SPECT画像の標準化に向けて-画像解析評価プログラムによる検討-』

  • 全国16施設(計56画像)で心筋SPECTを施行し,得られた画像を定量的に解析後,その指標を比較,検討した。画像解析評価プログラムにより心筋SPECT画像の標準化に有効な指標が明らかとなった。今後,画像標準化に向けた具体的なフローチャートの作成が必要である。

 

久保田 有貴
『Tc-99mによるnEMITファントムを用いたコリメータ開口補正,散乱線補正,減弱補正効果の検証』

  • 減弱と散乱線を考慮したEMITファントム(nEMIT)を用いてOS-EM画像再構成法のsubset数,iteration数およびGaussianフィルタの最適値を求め,さらにコリメータ開口補正(以下,分解能補正),散乱線補正および減弱補正効果について検証した。nEMITファントムにより,減弱,散乱線および分解能補正効果の評価が可能となった。本検討からすべての補正を加えることで画質,欠損描出能が著明に改善することが示唆された。

 

花岡 慎介
『nEMITファントムを用いたTl-201による複数光子放出核種の減弱補正法の考え方とその各種補正効果の検証』

  • Tl-201は70keVと167keVの2つの光子エネルギーを有しており,収集法として70keVのみを利用する場合と2ピークを利用するなど,施設によって異なる。今回,人体組織の減弱および散乱線を考慮したnEMITファントムを用い,光子エネルギー収集法の違いによる画像の変化,およびコリメータ開口補正(以下,分解能補正),散乱線補正および減弱補正の効果について検証した。nEMITファントムによる検討では,各光子エネルギー収集法で大きな差はみられず,ほぼ同等な画像が得られた。

 

大石 菜々
『腫瘍SPECTによる減弱・散乱・分解能補正効果の検討-画像評価用数値ファントム-』

  • SPECT画像は様々な因子(収集系,処理系および表示系)の影響を受ける。本研究では,OS-EM画像再構成法およびButterworthフィルタにおける最適な入力因子(subset×iteration数),遮断周波数について検討し,減弱,散乱線,距離による分解能補正効果を検討した。適切なフィルタ遮断周波数,ピクセルサイズ,カウントを設定することによって各種補正効果が得られ,特に中心部の腫瘍信号の評価が改善された。

2010年度

学位論文(博士後期課程)

野口 敦司
『Predicting sentinel lymph node metastasis in breast cancer with lyphoscintigraphy』

  • リンパ節シンチグラフィ-を用いて転移陽性リンパ節と転移陰性リンパ節の違いを見出し,転移を予測する基準値を策定し,センチネルリンパ節の転移予測を試み,予測結果を検証した。

Ann Nucl Med 2011; 25(3):221-226.

学位論文(博士前期課程)

守口 秀樹
『多施設共同実験による脳血流SPECT画像の標準化支援に関する研究』

  • 多施設共同実験により同一ファントムおよび同一画像処理専用プログラムを用いて,脳SPECT画像に影響を及ぼす因子を視覚的および定量的観点から検討した。


山本 泰司
『脳血流SPECTにおける統計学的画像解析法に関する研究』

  • eZIS,iSSPについて理論から特徴について独自の実験データから述べ,99mTc-HMPAO島根大学NDB(Normal Data Base)との比較からCDB(Control Data Base)の作成の手法を考案し,統計解析の診断精度向上に取り組んだ研究を行った。


宮本 奈菜子
『SPECT/CT装置を用いた脳血流SPECTにおける減弱補正の評価-頭蓋骨を考慮した検討-』

  • 脳血流SPECTの際のOS-EM 3D法の最適な画像処理条件を導き,頭蓋骨を考慮したファントムおよび均一ファントムから不均一頭蓋骨および頭部固定具に対する減弱補正効果を検証し脳血流SPECTにおけるCTAC(CT attenuation correction)法の臨床への有用性について検討した。

卒業論文

中西 宗一郎
『ガンマカメラの保守点検における密封線源の取り扱い-57Co面線源の概要および術者の被ばく-』

  • 従来の99mTcを用いた方法では毎回作成するため被ばくの問題があるが,簡便な表示付認証機器を取得した57Co面線源が使用可能になったとこから,それの概要や安全性,日常点検でガンマカメラの目視による均一性の評価を行う際の術者の被ばくを検証した。


太田 旭彦

『ガンマカメラの保守点検における密封線源の取り扱い-57Co面線源を用いた均一性の検討-』

  • 57Co面線源を使用する際の収集条件および特徴を明らかにし,総合均一性に関し,従来の99mTcを用いた方法(従来法)と視覚的および物理的に比較,検討した。


北野 将
『SPECT画像標準化を支援するフローチャートの構築-減弱を考慮した数値ファントムによる検討-』

  • 現在の医療現場において統一されたSPECT検査時の収集系などに関する様々な手技やパラメータが存在していないことから,性能評価用数値ファントムを構築し,収集因子による影響を明らかにすることで,標準化を支援するフローチャートの構築を検討した。


隅屋 唯
『オーダー・サブセット-期待値最大化画像再構成(OS-EM)法およびGaussianフィルタの心筋SPECT領域への適応-減弱,散乱線,分解能補正効果の検証-』

  • 減弱,散乱線および分解能の影響を考慮した心筋デジタルファントムを構築し,OS-EM法のsubset数とiteration数およびGaussianフィルタにおけるFWHMの最適値を明らかにし,種々の補正効果について検証した。


渡邊 強
『SPECT/CT装置における減弱補正用X線CT撮像条件の線減弱計数値への影響-被写体厚,管電圧およびmAs値との関係-』

  • SPECT/CT装置における減弱補正用X線CT撮像条件および被写体厚の変化がどの程度線減弱係数マップ(μマップ)とSPECT画像に影響を及ぼすのかを検証した。

2009年度

学位論文(博士後期課程)

山本 智朗
『Spatial statistical smoothing function to analytical data from cerebral blood flow imaging 』

  • 本研究では,脳血流SPECTによるZスコアマップに着目し,総観気象学や地球統計学で利用される空間統計学を用いた解析を行うために必要なスムージング関数をZスコアマップに適用し,脳血流SPECTの画像解析に適するものを検討した。

Hell J Nucl Med 2009; 12(3): 229-233.

学位論文(博士前期課程)

磯田 康範
『心電図同期SPECTによる心筋収縮能不全の検出-正常収縮機能展開図SDM (Synchrony DevelopmentMap)の考案-』

  • 本研究では,心電図同期SPECT検査を施行し,非同期性領域の検出のために正常心筋収縮機能展開図SDM(Synchrony Development Map)を構築し,さらに非同期性の指標値DI(Dyssynchrony Index)とSDT(Standard deviation value of TES)を求め,CRT(cardiac resynchronization therapy)療法の評価および効果判定に有用であるか検討した。    

 

平瀬 清
『乳腺センチネルリンパ節シンチグラフィーに用いる遮へい体の開発に関する研究』

  • SLN(Sentinel Lynmph Node)同定率を簡便迅速かつ安定して向上するためには高集積部(IS)を適切な遮へい体で隠す方法が最適であると考え,新しい発想の遮へい体の研究を行った。本研究では新しい遮へい体を考案し,改良を加え,さらにその遮へい体の特性および臨床における有用性について検討した。    

 

川内 覚
『心筋血流SPECT検査における絶対血流量解析に関する研究 -算出定量値に影響を与える因子の検討-

  • 本研究では,SPECT/CT一体型装置,並びに画像再構成ソフトウェアである QSPECTを用いて局所心筋血流量 (MBF)の算出を行うにあたり,算出定量値の精度向上を目的として,定量値に影響を与える因子を明らかにするため,ファントムおよび臨床例を用いて検討した。

 

中村 学
『心臓再同期療法における心電図同期心筋血流SPECTを用いた左室同期不全評価』

  • 心臓再同期療法(CRT)患者に対し,cardioGRAFおよびQGS2007から得られた左室内同期不全指標と左室逆リモデリング指標(LVESV減少率:⊿LVESV)との関係がCRTの適応決定および効果判定の指標になり得るか検討した。


坂口 美喜
『SPECT/CT装置における収集コリメータの相違に基づく心筋欠損描出能の影響』

  • OS-EM 3D法の最適な再構成条件を導き,心筋ファントムおよび臨床例で,減弱,および散乱線補正効果と併せて検証することにより,コリメータの特性を生かした各種補正効果を組み込んだ画像処理法を確立し,その有用性について検討した。

卒業論文

和田 望未
『オーダー・サブセット期待値最大化画像再構成(OS-EM)法およびGaussianフィルタの心筋SPECT領域への適用 -最適パラメータの検証-』

  • OS-EM法における必要なsubset数とiteration数およびGaussianフィルタにおけるFWHMの最適値についてデジタルファントムを用いて検討した。


笠原 良平
『SPECT画像におけるコリメータ開口補正の効果 -数値ファントムによる評価-』

  • コリメータ開口補正(空間分解能補正)効果を明らかにするために,検出器の回転半径,減弱および散乱線を考慮した数値ファントムを構築し,そのSPECT画像を検討した。 


酒井 政俊
『SPECT/CT装置のX線CT法に基づく線減弱係数の評価 -HU値からμ値への変換テーブルの構築-』

  • SPECTでは光子エネルギーが核種によって異なること,CTのX線実効エネルギーが低いことから多くのμ値への変換テーブルが必要であるが,詳細な研究報告は少ない。そのため,SPECT/CT装置におけるHU値からμ値への変換テーブルを作成し,それを検討した。  


平野 匠
『SPECT/CT装置における減弱補正用X線CT撮像条件の評価-線減弱係数値およびSPECT画像への影響-』

  • 被写体厚の異なる胴体ファントムを用い,SPECT/CT装置における減弱補正用X線CT撮像条件の変化に伴う線減弱係数(μ値)やSPECT画像への影響について検討した。 


荒川 渉
『散乱線,減弱,分解能補正を組み込んだオーダー・サブセット期待値最大化画像再構成(OS-EM)法のSPECT画像評価 -物理特性評価用ファントムによる検討-』

  • 減弱や散乱線など各種補正を組み込んだオーダー・サブセット期待値最大化画像再構成(OS-EM)法に必要な最適入力値(subset,iteration値)およびその補正効果に関し物理特性評価用ファントムを用い検討した。

 

田中 健太郎
『SPECT画像標準化を支援するフローチャートの構築 -性能評価用数値ファントムによる検討-』

  • 性能評価用数値ファントムを構築し,収集因子による影響を明らかにし,標準化を支援するフローチャートの構築について検討した。

2008年度

学位論文(博士後期課程)

原 成広
『Subtraction SPECT for Parathyroid Scintigraphy Based on Maximization of Mutual information』

  • 2008年米国核医学会優秀論文賞(技術部門)
    副甲状腺機能亢進症の検査で施行されているDouble-phase Planar収集のSubtraction技術は, Planar画像で活用されており,SPECT収集では行われていない。しかし,本研究はレーザービーム法とMaximization of Mutual Information法を活用し,異なる時相のDouble-phase SPECT画像に対して精度良くSubtraction処理が行える新しい技術を考案し,臨床への応用を明らかにした。

J Nucl Med Technol 2007; 35: 84-90.

学位論文(博士前期課程)

竹元 省太
『PMARTによるSPECT画像再構成法についての研究 -理論と心臓領域への応用-』

  • 核医学領域におけるPMARTの特徴を検討する。さらにPMARTがML-EM法,OS-EM法およびFBP法の画像再構成に比し,どのような特徴が出現するのかを把握,本法が心臓核医学領域に応用することが可能であるかを検討する。


田村 淳
『腫瘍血管新生に着目した核医学診断法と内容照射療法の開発』

  • 腫瘍血管新生に着目し,腫瘍診断用放射性薬剤による血管新生阻害剤を用いた治療効果判定の可能性の検討,さらに一部の腫瘍や血管内皮細胞に多く発現している細胞接着分子であるインテグリンに着目した内用照射治療薬剤の開発を行った。


長木 昭男
『デリバリー施設における3D収集LSO-PET/CTの適正投与量および収集時間に関する研究』

  • デリバリー施設における3D収集によるLSO-PET/CTの適正投与量および収集時間に関することを本研究の目的とした。


中田 千絵
201TlCl腫瘍SPECTにおける外部線源を用いない散乱線減弱同時補正法の有用性』

  • 考案した散乱同時補正法の必要パラメータであるカウント比,線減弱係数比の最適値を決定し,性能評価ファントム,腫瘍ファントムおよび臨床例を用いて従来法と比較し,有用性を検討した。

 

児玉 博和
『一体型SPECT/CT装置における脳血流SPECTの減弱・散乱補正の検討
-減弱・散乱補正法の違いが局所脳血流定量に及ぼす影響-』

  • 一体型SPECT/CT装置における脳血流SPECTの減弱および散乱補正法の違いが
    局所脳血流定量値に及ぼす影響についてファントムおよび臨床例で,視覚的,定量的に
    比較,検討した。

卒業論

宮本 奈菜子
『SPECT画像処理評価用デジタルファントムの構築 -脳ファントムによる検討-』

  • 脳SPECT画像を想定した,モンテカルロシュミレーションによる脳デジタルファントムを構築し,SPECT画像の評価及び本ファントムの有用性を検討した。


小泉 達也
『SPECT画像処理評価用デジタルファントムの構築 -心筋ファントムによる検討-』

  • 心筋SPECT画像を想定した,モンテカルロシュミレーションによる心筋デジタルファントムを構築し,SPECT画像の評価及び本ファントムの有用性を検討した。


垣見 明彦
『画像標準化を目的とした心筋ファントム及び画像解析評価プログラムの構築』

  • EMITファントム及び画像解析評価プログラムのシステムを示し,本システムによる画像評価を例示した。


今城 聡
『心筋領域におけるSPECT/CT装置の各種補正効果の検討 -心筋ファントムによる評価-』

  • 低エネルギー高分解能コリメータを装着したSPECT/CT装置で心筋ファントム(EMIT)を撮像後,画像解析評価プログラムのシステムを用い,減弱補正,散乱線補正及びコリメータ開口補正(以下,分解能補正)の効果を定量的,視覚的に評価した。

 

波多野 真美
『心筋SPECT/CT画像における各種補正効果の検討 -コリメータによる比較-』

  • LMEGPコリメータを装着したSPECT/CT装置を用い,Tc-99mで撮像した場合の画像評価及び各種補正を行うことでLEHRと同等の画像が得られるか比較検討した。



2007年度

学位論文(博士後期課程)

對間 博之
『Advantages of upright position imaging with medium-energy collimator
for sentinel node lymphoscintigraphy in breast cancer patients』

  • センチネルリンパ節の検出率を向上させるために,立位の撮像に新しくME法の適応を試み,この手法を用いた臥位と立位の画像を比較し,立位における撮像の有用性を検討した。

Ann Nucl Med 2007; 21(2): 123-128.

学位論文(博士前期課程)

杉本 勝也
123I-MIBG心筋シンチグラフィの標準化を目的とした心筋/縦隔摂取比の施設間・装置間差評価に関する研究』

  • H/M比の異なる施設・装置への相互校正を可能とする標準ファントム実験を考案し,多施設共同ファントム実験にて標準施設のH/M比との関係から正常値を推定する方法を検討した。

 

須田 匡也
18F-FDG心筋PET検査における吸収補正時の臓器移動による影響に関する研究』

  • 18F-FDG心筋PETにおける吸収補正時の呼吸による影響を検討するために,外部線源と短時間CT,長時間CTによる吸収補正の影響をファントム実験および臨床例で比較検討した。

 

竹中 賢一
『骨シンチグラフィにおける経時的差分画像構築に関する研究』

  • 画像解析ソフトSPMに搭載されている画像変換機能を,骨シンチグラフィ全身像から作成した仮想3次元データに応用し,過去-現在画像間の位置合わせを行った。また骨%uptake MAPを用いて両画像のカウントを正規化し,骨シンチグラフィにおける経時的差分画像を作成した。

 

木村 徹
『心筋シンチグラフィにおけるカラー表示の違いによる検出能に関する研究』

  • 心筋シンシンチグラフィに用いられる各カラースケールにおいて物理的および視覚的評価用ファントムを構築し,輝度,輝度コントラストおよび欠損描出能をファントムおよび臨床例で比較,検討した。

卒業論文

小西 貴広
『トランスミッションスキャンを用いない減弱散乱同時補正法による67Ga-citrate SPECTの画像評価-腫瘍ファントム及び臨床例による検討-』

  • 昨年度考案した減弱散乱同時補正法を用い,よりエネルギー差の大きい93keVと300keVを用い従来法との有用性を検討した。

 

黒河 雅史
『新規放射性188Re標識抗体開発のための基礎的検討』

  • 治療とイメージングに適した物理的性質をもつ188Reに着目し,簡便な方法で安定な188Re標識抗体を開発することを目的に,後退の188Re標識法の基礎的な研究を行った。

 

坂口 美喜
『放射性ヨウ素標識シグマガンドの評価』

  • 放射性,ヨウ素標識pIVを作成し,この薬剤の診断薬としての可能性を基礎的に検討した。

 

岡 優治
『WebCTを利用した核医学領域におけるe-Learning教材の構築』

  • 学部生・大学院生を対象,WebCT(CSKシステムズ(株))を利用した核医学領域におけるe-Learning教材の構築を行った。

2006年度

学位論文(博士前期課程)

市原 裕紀
『乳がんセンチネルリンパ節シンチネルグラフィにおける撮像体位によるリンパ節描出能の関する研究』

  • 乳がんにおけるSLGに対し,高集積のRI注射部位から発生する散乱成分の回避,およびSLNの位置や個数の描出能を向上させるため,新たに撮像体位を考案した。

 

菊池 明泰
『ピクセルトランケーションを応用した心電図同期SPECTにおける左室心機能解析精度向上に関する研究』

  • 99mTc心筋血流イメージング製剤による刺しつ左室心機能解析において,gated-SPECTで得られたプロジェクションデータに対し,心筋に隣接する肝臓や胆のうの高集積部分のカウントをPTにより平滑化処理することで左室心機能解析の指標の精度向上を試みた。

 

高橋 正昭
『ボクセル・ベース・モルフォメトリーおよび脳血流統計画像解析ソフト(eZIS)を併用した脳委縮の検出に関する研究』

  • 脳委縮の程度を客観的に示すために 低エネルギーボクセル・ベース・モルフォメトリーおよび脳血流統計画像解析ソフトeZISを併用しZ-scoreで表すことにより,脳委縮程度の客観的画像評価を検討することを目的とした。

卒業論文

中宮 音雪
『CdTe半導体検出器搭載小型ガンマカメラによるセンチネルリンパ節シンチグラフィへの臨床応用 -ファントム実験による基礎的評価-』

  • 自作ファントムを用いてCdTe半導体検出器搭載ガンマカメラによるセンチネルリンパ節シンチグラフィの有用性を検証した。

 

橘 郁美
67Ga腫瘍SPECTにおける発生光子の異なるエネルギー差を利用した減弱散乱補正法 -理論と性能評価ファントムによる基礎的検討-』

  • 67Gaの異なる2種類の発生光子を用いて減弱散乱同時補正法を考案し本法の有用性を従来法と比較検討した。

 

川尻 有紀
67Ga腫瘍SPECTにおける発生光子の異なるエネルギー差を利用した減弱散乱同時補正法 -腫瘍ファントムのシミュレーションによる検討-』

  • 従来法である補正をかけない3ピーク収集による画像と基礎的検討により導き出した最適パラメータを用いた2ピーク収集に対する減弱散乱補正による画像とを比較・検討した。

2005年度

学位論文(博士前期課程)

原 成広
『核医学検査におけるオーダエントリシステムの構築に関する研究』

  • 本研究の目的は,患者情報の一元管理化を擁立するために,核医学検査の基本設定(サブシステム設計)を開発し,施設全体のシステムと整合性のとれたオーダエントリシステムを構築することである。

 

卒業論文

吉丸 大輔,渡辺 功
『トランスミッションを用いない吸収補正による201TlCl腫瘍SPECTの病変検出能
-腫瘍ファントムおよび臨床例への適応-』

  • 外部線源を用いずに201TlClの異なった2種類のエネルギー差を利用した減弱と散乱線補正を組み合わせた補正法を腫瘍SPECTに検討した。

 

高井 琢麻
『CdTe半導体検出器搭載小型ガンマカメラの性能評価』

  • NEMA Standards Publication NU –1,2001に準じてCdTe半導体検出器を搭載した小型ガンマカメラの性能評価(均一性,計数率特性,空間分解能,感度,遮蔽能力など)を行ない,この装置の実用性を検証した。

 

2004年度

学位論文(博士前期課程)

對間 博之
『乳癌のセンチネルリンパ節シンチグラフィにおける病変検出能に及ぼす各種因子に関する研究』

  • 外科医に質の高いSLNシンチグラフィを提供し,精度の高いSLN生検を実施することで患者のQOLの向上を図るために,最も一般的に施行されているプラナ像の撮像について臨床データとファントム実験で基本的検討を行い,最適な撮像法を確立した。

卒業論文

福岡 武郎
201TlCl発生光子の異なった吸収差を利用したSPECTの減弱補正-理論とJISファントムによる基礎的検討-』

  • 外部線源を用いずに201TlClの異なった2種類のエネルギー差を利用した減弱と散乱線補正を組み合わせた補正法を考案した。

 

大岡 裕子
201TlCl発生光子の異なった吸収差を利用したSPECTの減弱補正-心筋ファントムおよび臨床例への応用-』

  • 外部線源を用いずに,201Tl発生光子の異なった2種類のエネルギー差を利用した減弱と散乱線補正を組み合わせた補正法を心筋SPECTに応用し,ファントム実験および臨床例で検討した。

 

畑山 郁美
『アポトーシスのイメージングを目的とした新規99mTc標識Annexin Vの開発』

  • アポトーシスイメージング製剤を新規開発することを目的とした。bis(benzohydroxamamide)誘導体(BHam)を配位子として選択し,アポトーシスの検出に用いられているタンパクであるAnnexin Vと結合させ,その後99mTc標識し,マウスにおける体内分布を検討した。